毎週火曜日・金曜日更新予定。理事長ブログ

Monthly Archives: 1月 2020

厚生労働省は2019年9月に、高度急性期もしくは急性期の病床を持つ公立・公的医療機関のうち424病院が、「再編の検討が必要」と病院名を発表しました。香川県では、さぬき市民病院、香川県済生会病院、国立病院機構高松医療センター、滝宮総合病院の4つです。

28日夜、香川県の医療体制を検討する東部構想区域医療構想調整会議が開かれ、「再編の検討が必要」とされた病院のうち、高松市以東の3つの病院は「現在の体制を維持する」ことを確認した、と報じられています。滝宮総合病院は西部区域医療構想調整会議で2月4日に検討されます。

香川県の担当者の言葉として、「他の医療機関では代替できない医療機能を香川県という地域において提供している。現在の医療機能を維持する必要があると考える」と報道されています。

先日紹介した、香川県保険医協会の声明では「それぞれの病院は地域で果たしている役割は様々です。9項目以外にもその地域での拠点病院としての役割や、難病など特別な領域で信頼されている医療機関です。それぞれの役割を十分な検討もなく、厚労省の定めた分野での『実績』だけで判断できるものではありません」と指摘しました。

住民とともに地域医療を守る取り組みを強めていく必要があります。

1月23日に開催された、香川県保険医協会理事会で、下記の抗議声明を発出し、マスコミや関連病院に送付しましたので、紹介します。

厚労省の「再編・統合」対象病院の公表に抗議し、住民とともに地域医療を守りましょう

香川県保険医協会

厚生労働省は2019年9月26日に、高度急性期もしくは急性期の病床を持つ公立・公的医療機関のうち424病院が、再編統合など、2025年の地域医療構想を踏まえた具体的対応方針の再検証を要請する対象であると、病院名を公表しました。

香川県では4病院が含まれ、「診療実績が特に少ない」「診療実績が類似かつ近接している医療機関がある」というのがその理由です。「診療実績」とは、「がん」「心筋梗塞等の心血管疾患」「脳卒中」「救急医療」「小児医療」「周産期医療」「災害医療」「へき地医療」「研修・派遣機能」の9項目について、手術件数や救急車の受け入れ件数などで判断されています。

それぞれの病院は地域で果たしている役割は様々です。9項目以外にもその地域での拠点病院としての役割や、難病など特別な領域で信頼されている医療機関です。それぞれの役割を十分な検討もなく、厚労省の定めた分野での「実績」だけで判断できるものではありません。

香川県ではすでに、「一般病床」が減少し、高齢化に伴う入院需要に十分対応できていないというのが、第一線医療を担っている保険医協会会員の感じているところです。

地域からベッドを奪いかねない今回の措置には強く抗議し、今回の公表を撤回することを強く要望します。

地域の医療を守る保険医協会は、地域住民とともに地域医療を守る取り組みにこれからも力を入れていくことを宣言します。

前回の続きです。「ユニセフの水・衛生支援の現場の姿」と題する講演会の後、時間を少しいただき、講師の熊丸耕志さんと香川県ユニセフ協会の岡田事務局長と懇談を行いました。当方からは、私と小池専務、奥谷渉外部長が参加しました。

まず、こちらから、医療福祉生協の組織について連合会の説明と、香川の活動について紹介を行い、熊丸さんからユニセフの活動について教えていただき、意見交換を行いました。

2015年は、国連パリ協定締結、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載されたSDGs、宮城県仙台市で「第3回国連防災世界会議」が開催され4つの優先行動と7つのターゲットが合意された年。そういう枠組みの中での活動という位置づけになる。

企業の活動も進んでいて、例えば、武田薬品工業では、「人生最初の1,000日」への保健・栄養プログラム、を行っています。胎児期から2歳になるまでの1,000日間が、その後の成長の基礎を築くとても重要な期間だからで、この時期に適切な栄養を取ることができるようにサポートを行うというものです。対象地域は、ベナン、マダガスカル、ルワンダです。

こういった活動については初めて聞くことで、ずいぶん勉強になりました。これからもユニセフとの協同をできるところから始めていきたいと思います。

適切な部屋がなく、スタジオをお借りしました。そんな訳で、「懇談」にはあまりそぐわない、マイクにスピーカー、ドラムがあります(笑)

1月19日に高松市内で開催された、香川県ユニセフ協会主催の「ユニセフの水・衛生支援の現場の姿」という講演会に参加しました。講師はユニセフ(UNICEF:国連児童基金)の民間連携専門官の熊丸耕志さんです。

「ユニセフ戦略計画2018-2021年」には、ユニセフの支援活動における、5つの目標分野(生存と成長、教育、子どもの保護、水と衛生、公平な機会)がありますが、その一つである「水と衛生」(WASH)プログラム、SDGsの6番「安全な水とトイレを世界中に」に焦点を当てる活動について報告がありました。

具体的には、井戸を掘る、トイレの問題があります。

自助給水(Self Supply)は、自分たちで環境を整える点が大事で、遠くの井戸には水をとりにいかない、どんな立派な装置を作っても壊れたら放置するという問題がある。

コミュニティレベルで活動できるのがユニセフの利点で、リーダーシップをとれるのは女性、というのが感想で、水汲みの担い手も女性が多いのが実際。

ユニセフが行うのは国造りのサポートであるなど、ユニセフの活動について詳しく紹介をしていただきました。

日頃目にすることの少ないユニセフの活動を聞くことができずいぶん勉強になりました。

会場:高松市内で開催されました。会場風景です

講演風景:講演中の熊丸さんです。活舌がよく大変わかりやすい講演でした

2018年6月から、「地域包括ケアに貢献する他団体とのネットワークづくり」と称して、ほぼ毎月他の団体訪問を行っています。19年12月までに10数団体を訪問しました。

20年1月は、高松市老人クラブ連合会を訪問し、会長・事務局長と1時間弱、懇談を行いました。懇談内容の一部を紹介します。

会員数は約16,700人、348クラブで構成されている。会員数は20年くらい前がピークで、減少傾向にある。趣味の世界のような取り組みには参加するが、様々な取り組みを行う老人クラブには参加しないという人が増えているようだ。その中でも、友愛訪問として、一人暮らしや老人世帯などの安否確認を行っている。頻度は週1回もあれば月1回もある。

居場所づくり・たまり場づくりなどにも取り組んでいるが、なにをやればよいのかという声もあるとのことでした。医療生協の取り組みを紹介しながら、今後も連携を深めていこうと懇談を終えました。

高松市老人クラブ連合会の活動は、以下のHPを参照ください。
http://www.bochibochi-kagawa.com/about/list01_takamatsu.html

1月3日、トランプ大統領の指示により、米軍がイラクのバグダッド空港で、イラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害しました。同時にイラク軍兵士も殺害されたと報道されています。

米国防総省は7日、米軍が駐留するイラク国内の二つの基地に、イランから10発以上の弾道ミサイルが発射され着弾したと発表しています。

いまのところ、米国とイランの間の全面戦争については、双方の自制により可能性は低くなっていますが、今後の情勢の変化により不明な点は多いと思います。

安倍首相がこの時期の中東訪問を中止する一方、河野太郎防衛相は10日、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」とP3C哨戒機に対し、防衛省設置法の「調査・研究」に基づく中東海域での情報収集任務の派遣命令を発出しました。

憲法9条を持つ日本として、平和を求める取り組みを行う必要があるのではないでしょうか。

あけましておめでとうございます。

香川医療生活協同組合の機関紙「みんなの健康」新年号に掲載した、理事長としての新年のあいさつを紹介します。

あけましておめでとうございます。

昨年は、コープ歯科まるがめの閉院、経営問題等、組合員の皆さんにはご心配をおかけしました。役職員一丸となり努力し、改善に向け歩みだすことができました。引き続き地域の組合員の皆さんと努力する一年にしたいと思います。

今年は診療報酬改定の年です。同時に、政府は「全世代型社会保障」に向けた改革を提案しています。内容は、高齢者の負担のあり方、給付と負担の問題など、今以上に負担が増える内容になっています。医療や介護を利用しにくくなることが予想されます。

地域包括ケアの取り組みをさらにすすめ、地域で必要とされる活動をすすめていきましょう。

憲法9条を守り発展させる活動も、これまで以上に重要な年になります。

今年もよろしくお願いします。