(第85回 8月10日 )
8月9日の午後、高松平和病院の全体会議で「医療生協運動は世界の先進」と題して、医療部会の国際活動について報告を行いました。
はじめに、ベトナム、特にVCA(ベトナム協同組合連合会)との交流の経過について説明しました。
2004.03 |
医療部会代表団(藤原団長)、ベトナム保健省・VCA訪問 |
2004.07 |
高橋運営委員長、VCAクァン会長と懇談 |
2004.10 |
VCA視察(医療生協さいたま、東京保健生協) |
2004.11 |
ハノイで「医療生協セミナー」
内容:医療生協とは/医療活動/健康づくり/医師の役割/組合員運動 |
2006.09 |
VCA視察(香川医療生協) |
2007.06 |
ハイフォン市で「医療生協セミナー」
内容:医療生協の医療活動/医療生協の作り方/医療生協活動の実際 |
外来待合いで報告しました 3年前の最初の訪問では、VCA、ベトナム保健省のほか、ホーチミン市の TUDU 病院と付属の平和村(ドクさんも会談に同席しました)、ハノイ郊外のドン・ダ病院、ハノイ北方のバクザン省の医療センターなどを訪問し、医療生協運動について説明をしました。
2004 年 4 月の医療部会運営委員会への報告書に、「医療省や協同組合の担当者の中に、日本の医療生協運動の実像を知らせる事ができ、新鮮な感動を呼んだ事は間違いありません。今回の訪問がどのように発展していくかは分かりませんが、医療生協運動を、国際的な運動としてアジアに広げるために役立つものになったのではないかと感じています」と書きましたが、少しずつ前進しているように思います。今回のセミナーの内容は、飛来峰 69 〜 72 , 75 , 77 , 78 回を参照して下さい。
アジアにおける医療部会の国際活動として、以下の内容を報告しました。
2004 年 12 月 26 日に発生したスマトラ島沖地震による津波被害でスリランカは大打撃を受けました。ゴールの医療生協はCTが使用不能になるなどの被害がありました。医療部会は、第一次救援隊( 1 月 6 日〜 1 月 28 日)として、当時ネパールで支援活動を行っていた火置医師(神戸医療生協)を派遣、藤谷部会事務局長なども参加しました。第二次救援隊を、 2 月 10 日〜 2 月 14 日に派遣、その内容を紹介しました。
写っているスライドは3年前のものです ネパールとの交流は、高橋運営委員長の半年間の活動の紹介を行いました。また、全国で 5000 万円募金を行い、カトマンズ・モデル病院の母子センターに結実した事を紹介しました。
韓国との医学生実習の交流や、モンゴルでの歯科の交流、最近ではアフリカ西海岸のベニンとの交流を紹介しました。少し駆け足でしたが、医療部会の国際活動の理解に少し役立ったのではないかと思います。
※なお、 8 月 14 日は休載します(お盆休みですね)
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