7日夕刻、菅首相は東京都など1都3県を対象に緊急事態宣言を再発令しました。昨31日夕、東京都内で1337人の感染が確認されるなかで、菅首相は加藤官房長官らと協議した後、緊急事態宣言を出す考えはないかと記者に問われ「感染拡大回避に全力をあげることが大事だ」と緊急事態宣言の発令を否定していましたが、急転直下、緊急事態宣言を発出したことになります。
遅くても、発令しないよりはした方がマシだと思います。
菅首相は年頭の記者会見で、北海道・大阪など時短措置をとった都道府県は「結果が出ている」と評価しました。
大阪府の吉村洋文知事は4日午前、府庁に今年初めて登庁し、記者団に「春にはワクチンが来る明るい兆しも見えている」と今年の抱負を語り、首都圏の4都県が政府に要望した緊急事態宣言については、「(大阪府では)急拡大は抑えられている。今の段階で要請することはない」と話しました。
ところが、7日になると突然態度を豹変し、緊急事態宣言の発令を政府に要請する、との考えを示しました。
行政のトップが、こうコロコロ発言が変わると、何を言っても信じられない、というのが正直な感想です。間違いは素直に認め、国民や住民に語りかける姿勢が必要ではないでしょうか。