毎週火曜日・金曜日更新予定。理事長ブログ

1月23日に開催された、香川県保険医協会理事会で、下記の抗議声明を発出し、マスコミや関連病院に送付しましたので、紹介します。

厚労省の「再編・統合」対象病院の公表に抗議し、住民とともに地域医療を守りましょう

香川県保険医協会

厚生労働省は2019年9月26日に、高度急性期もしくは急性期の病床を持つ公立・公的医療機関のうち424病院が、再編統合など、2025年の地域医療構想を踏まえた具体的対応方針の再検証を要請する対象であると、病院名を公表しました。

香川県では4病院が含まれ、「診療実績が特に少ない」「診療実績が類似かつ近接している医療機関がある」というのがその理由です。「診療実績」とは、「がん」「心筋梗塞等の心血管疾患」「脳卒中」「救急医療」「小児医療」「周産期医療」「災害医療」「へき地医療」「研修・派遣機能」の9項目について、手術件数や救急車の受け入れ件数などで判断されています。

それぞれの病院は地域で果たしている役割は様々です。9項目以外にもその地域での拠点病院としての役割や、難病など特別な領域で信頼されている医療機関です。それぞれの役割を十分な検討もなく、厚労省の定めた分野での「実績」だけで判断できるものではありません。

香川県ではすでに、「一般病床」が減少し、高齢化に伴う入院需要に十分対応できていないというのが、第一線医療を担っている保険医協会会員の感じているところです。

地域からベッドを奪いかねない今回の措置には強く抗議し、今回の公表を撤回することを強く要望します。

地域の医療を守る保険医協会は、地域住民とともに地域医療を守る取り組みにこれからも力を入れていくことを宣言します。