第1068回:全世代型社会保障検討会議の議論を考える(その2)

前回(10月15日第1067回飛来峰)の続きです。

前回紹介した意見をもう少しわかりやすく解説すると、

・現在後期高齢者医療保険は原則1割負担ですが、これを2割負担とし、将来的に3割とする。

・同じような薬が薬局で売っている場合は、保険外しとする。

(例えば、風邪薬、湿布、花粉症の薬など)

・一定収入があれば、年齢に関係なく3割負担とする。

 (ここでいう一定収入とは、高額所得という意味ではない)

・外来受診時の負担は、1 ~ 3割だが、それにプラスして、例えば、1回500円プラスとか負担を増やす。

・マイナンバーカードを活用し、医療や介護の保険料の納入状況、医療や介護の利用状況、年金の受給額などを、紐づけして総合的に把握する。

・地域医療構想をしっかりと実施して、入院ベッドの削減を行う。

ということになると思います。

この問題は引き続き取り上げていきます。