第994回:2018年度医療福祉生協連のトップセミナーが開催されました

9月11日 ~ 13日の3日間、東京都内で「2018年度 医療福祉生協連トップセミナー」が開催され、参加しました。

開会にあたり、会長理事として挨拶を述べましたので、大要を紹介します。はじめに7月の水害や台風21号、北海道胆振東部地震などの災害の犠牲者へのお悔やみと、被災者へのお見舞いを述べました。

今年度のトップセミナーは、今年実施された診療報酬・介護報酬の同時改定をはじめとする2025年目標、つまり団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて医療・介護提供体制を整備する動きが本格化する中での開催となりました。

地域医療構想の具体化や、「我がこ事・丸ごと」地域共生社会の名のもと地域包括ケアをすすめ、さまざまな地域課題を包括的に解決するための生協の役割りが鮮明になっています。「組合員参加が事業の質を高める」は総会方針学習会で深めたテーマです。事業基盤の強化と仲間ふやしにつなげる取り組みが求められています。

また、憲法改正を準備する現政権ですが、国会の形骸化が進む中で改めて憲法改正を主軸とする自民党総裁選が実施されます。「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」を理念にもつ医療福祉生協は、日本国憲法の恒久平和主義と立憲主義を守り活かす活動を先頭に立って進めて行きましょう。

さて、本セミナーでは、3つの目的があります。ひとつは「2025年あるいは2035年に向かう社会の動向を学び、医療福祉生協の将来展望を描く機会とする。」こと。 

2つめは、「3つの戦略(事業、地域、組織)づくりについて考え、自生協の未来構想を描く上でのヒントを得る。」こと。

3つめは、「すぐれた実践例や先進事例を学び、下期から次年度に向けてとりくむべき戦略課題を明らかにする。」ことです。それぞれの目的にふさわしい多彩な講師の皆さまにお話をいただきます。ぜひ、実りのある議論を深めていただければと思います。

会場の風景です