第934回:第11回APHCO総会の報告です(その4 インド・ネパールからの報告)

第11回APHCO(アジア太平洋地域保健協同組合協議会)総会の報告の続きです。各国からの報告、カントリーレポートです。

初めに、デシュムク先生がシュシュリュシャ市民協同病院の報告を行いました。病院組織は1966年3月設立、1969年5月にインディラ・ガンジー首相によって開所されました。病院の目標は、医師と患者の関係を基礎とする、最新の医療設備を提供する、地域からの支援を得ることです。ISO9001:2015の認証を取得しています。

乳がん検診や、心臓病や高血圧の早期発見、小児科や皮膚科や眼科の検診、パーキンソン病などの神経疾患、献血など幅広く地域で検診を行っています。

中央政府や州政府の支援、寄付を行うと所得税の控除が行われるため多くの寄付が集まること、定期預金(日本の組合債)などによる資金が利用されていることなど、さまざまな工夫が報告されました。

フェクトネパールからは、さまざまな地域での保健活動などが報告されました。

(この項、続く)

フェクトネパールの活動報告を行うプラダン先生