【声明】憲法と社会保障を学び、明るい未来を創る機会に~第48回総選挙の「座標軸」を読み解こう~

日本医療福祉生活協同組合連合会
代表理事会長理事  藤原 高明

本日9月28日、臨時国会の冒頭に安倍首相は衆議院の解散を宣言しました。これにより10月10日公示、22日投票の日程で第48回衆議院議員総選挙が行われます。

これまでの2回の総選挙は、「消費税10%を先送りすることについて国民の審判を問う」として行われてきましたが、今回は「2年後10%になる消費税の使い道について国民の審判を問う選挙となる」と安倍首相は表明しました。

医療福祉生協連は、この間進められてきた重要な法案(社会保障・税一体改革、医療・介護一体改革法、集団的自衛権、特定秘密保護法、「いわゆる共謀罪」法等)や政策実行(TPP参加、普天間基地移設、原発再稼働等)に対して、憲法の平和主義と国民主権、基本的人権の尊重に立脚した政治の実現を求めてきました。

しかし、安倍首相は今回の選挙の最終的な目標を、憲法改正の発議を2018年6月に行うこととしております。私たちは、憲法と社会保障を学びの基軸に据えて今回の総選挙での各党の政策をしっかり学ぶ機会とし、私たちの政策要求の実現に向けて、今回の選挙の「争点」をきちんと見極めることが重要です。明るい未来へつながる政策論議を広げるとりくみを強めましょう。

以上