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第19回APHCO(アジア・太平洋地域保健協同組合協議会)理事会の報告です。各国からの報告(カントリー・リポート)のうち、インド・ケララ州のケララ協同病院連盟会長のパドマナブハンさんの報告の一部です(前回の続きです)。

インドの協同組合医療システムは、政府と民間部門の間に位置すると言えますが、満足とは言えない状況です。協同組合の医療活動で顕著な発展を見せている州は、ケララ州のみです。

インドの他の地域には、ムンバイのシュシュリュシャ 市民協同病院のように運営に成功しているいくつかの協同病院があります。しかしこのようにわずかな数の協同病院では、私たちのような巨大な国における医療分野で役割を担っているとは言えません。インドの他の州で協同組合部門に携わっている人たちは、医療分野で大きなチャンスがあることを考慮し、自らの州で協同組合の医療機関を立ち上げるべきです。このような機関は、民間部門よりも常に優秀な協同組合部門の魅力に恵まれるのです。

ケララ州では、いくつかの種類の協同組合機関が活動しており、具体的には協同組合の医科大学が2か所、そして県・地区・単協レベルの協同病院があります。医科大学を除くこれらすべての病院は、ケララ協同病院連盟(Kelala Co-op Hospital Federation)という州レベル組織の下にあります。この連盟自体が看護学校、理学療法学校、救急医療学校を運営しており、学生たちは微生物学、生化学、医学研究などに取り組んでいます。数百名にのぼるこれらの学校の卒業生たちは、インド全国および外国でも活躍しています。

私たちが目指すのは、ケララのモデルをインド全国に広げることです。そのために私たちは、全国を対象とした協同組合医療開発政策を構築する必要があります。それが私たちの目標となります。APHCOは、アジア太平洋地域で協同組合の医療活動を促進するのに重要な役割を担うことができます。私たちの年次総会で同様の政策を計画できるよう願っています。