第834回:第1回日本HPHカンファレンスが開催され開会あいさつを行いました

10月8日に東京都内で、第1回日本HPHカンファレンスが開催されました。

日本HPHネットワークは、英語表記がJapan Network of Health Promoting Hospitals & Health Servicesで、J-HPHと略します。WHOが1989年から提唱した活動で、日本では、昨年10月に結成され、医療福祉生協連の会長として私も発起人となりました。

今回は第1回の会合ということで、顧問として、開会あいさつを行いました。以下、大要です。

昨日HPHネットワークのホームページを見ましたら、53事業所が加盟していて、医療生協は23でした。私たちの組織は、病院・診療所合わせて400くらいありますからその数%で、これから頑張らないといけないと思いました。

開会前の会場です

開会前の会場です

私たちは医療事業、介護事業だけでなく、健康づくりやまちづくりの活動もやっています。全国で300万人の組合員がいろいろな活動をしていますが、今力を入れているのが健康チャレンジで、2ヶ月くらいの期間、お酒を減らそう、運動しようと、自分の決めた目標で頑張る取り組みをやっています。10万人規模でまだまだ少ないのですが。

行政や学校にこの話を持っていくと、非常に喜ばれます。健康を考えるとき、自分で自分の健康を見つめる、自分で決めるということ、これが健康を守るという点で大事なことだという共通認識があるのかと思います。

医療従事者が、地域の人と一緒になって健康づくりの活動をやるということが、今求められていることではないかと思います。こういった活動が全国で、さまざまな病院、診療所の職員が地域の人と一緒に活動することが大事な時だと思います。

私たちは「地域まるごと健康づくり」という言葉で活動していますが、一人一人の人間が健康であるだけでなく、その地域が健康であることが、大事なことです。

HPHの活動を医療生協の中でも大きく広げていき、周囲の医療機関とも一緒になって、活動していきたいと思います。