医療福祉生協連の会長として、熊本支援と現地視察に行ってきました。5月6日の午前、熊本駅の西側数百メートルにある、生協くまもと・コープ春日店で健康チェック・相談活動を行いました。
熊本県には医療福祉生協連に加盟する医療福祉生協がないため、医療支援は全日本民医連の活動に合流し、生活支援の活動は熊本市の生協くまもとと協同して行っています。コープ春日店は、地震の被害で天井が落ち店舗面積の3分の1で営業する中で4月27日に第1回の健康チェック・健康相談活動を行い130人が健康チェックを受けました。今回が2回目ですが、店舗はほぼ普及していました。
1週間の間に地域の様子は少し変化してきているようで、前回は「被災と直接関係ない、普段ならかかりつけ医に相談するような内容が多かった」そうですが、今回は、降圧剤を服用している方が、「家の片づけをしているが、少し血圧が高い」といった相談が多く、片づけをする余裕が出てきたのかもしれません。前回参加した方も、「少し落ち着きを取り戻している印象だ」といっていました。
その後、被害の大きかった益城町を移動しましたが、道路が波打っていたり、橋を渡るときは段差が大きいなど、マスコミ報道ではわからない大きな被害が出ていることを実感しました。
また、度重なる余震で、家が傾いたり瓦が落ちたりして、ブルーシートをかぶせた家が増えていました。まだまだ、支援が必要だと思います。