9月4日に医療福祉生協連(新宿区百人町)の会議室で、エーシタ・シュンダール単科大学(スウェーデン)市民社会研究科・客員教授のビクトール・A・ペストフ教授(注)と対談を行う機会がありました。
ペストフ教授は、協同組合研究の第一人者で、日本の医療福祉生協の活動にも大変興味を持っていて、現在、日本の医療福祉生協、厚生連(JAの病院)、地方自治体立の医療機関の比較研究を行っており、様々な交流を持っています。
今回、研究のため来日した機会に、交流を持つ目的で対談を行いました。
まず、ペストフ教授から、協同組合を研究対象とした経緯について紹介があり、スウェーデンの保育協同組合の研究から、組合員の「参加」について意見がありました。また、協同組合は、民主的な組織であること、文化や平和について取り組んでいることに共感できるとの発言がありました。
私は、日本の医療福祉生協運動の歴史に触れながら、医療福祉生協の「理念」や「いのちの章典」について紹介しながら、医療福祉生協のめざすものは「日本国憲法」に基づくもので、平和の課題を重視していることを強調しました。具体的な活動について、班活動や、まちづくりの運動などを紹介しました。
会談の詳細は、後日、医療福祉生協連の理論誌「Review and Research」に掲載される予定です。
注:ペストフ教授の紹介は、以下のHPを参照ください。
http://welfare.hus.osaka-u.ac.jp/teacher/victor-pro.html