7月28日に、香川県弁護士会の馬場会長と懇談を行いました。
香川県弁護士会は、安全保障関連法案の衆院通過を受け、7月21日に記者会見を開き、「憲法9条などに違反し、憲法の条項を法律で改変するのは立憲主義の理念に反する」として廃案を求める声明を出しました。
また、7月26日に「安保法制を考えるシンポジウム」を高松市内で開催し、350人が参加、小林節慶応大名誉教授が講演を行いました。
弁護士会は、医師会や看護協会などの職種別の団体と異なり、全員加入が強制される組織ですから、さまざまな考えの方がいるため、会として意見を発すするのに様々な困難があります。そういう中で安保法制に反対する声明を出したので、懇談をお願いし実現したものです。
馬場会長によれば、弁護士会は強制加入組織で、右から左までいろんな方がいる。いま大切な一致点は、70年前のあの悲惨な戦争体験の中で、不戦の思いで9条を持ったこの国が大きな曲がり角に来ている。国家として真摯に向き合い、きちんと筋を通すこと、国民が自らの行く末を自ら選びとること、と声明を出した背景を説明しました(この内容は私のまとめです)。
私は、「医療福祉生協は、『健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。』という理念を掲げています。つまり、憲法9条、13条、25条をもとに、事業と運動を行っています。この立場から見ても、今回の法案。私は「戦争法案」だと思っていますが、極めて問題が多いと思います。私たちもいち早く今回の「戦争法案」採決強行への抗議と、採決撤回を求める「声明」を発表しました、と述べました。
懇談の詳細は、後日、香川医療生協の機関紙「みんなの健康」に掲載される予定です。
これからも、様々な団体と懇談を行っていきたいと思います。