第733回:戦争法案の強行採決は許せません

医療者 は「白衣を戦争の血で汚さない」という決意で、街頭でマイクを持って訴えています。マイクを持っているのが私です

医療者は「白衣を戦争の血で汚さない」という決意で、街頭でマイクを持って訴えています。
マイクを持っているのが私です。

「自民党の谷垣禎一幹事長は13日の党役員会で、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案を15日の衆院平和安全法制特別委員会で採決する意向を表明した」と報道されています。

しかし、この法案は、どの世論調査をとっても50%以上が憲法違反である、80%以上が説明不十分との回答を得ています。しかもこの数字は、国会で討論が行われれば行われるほど数字が上昇していくのが特徴です。

大多数の憲法学者が「憲法違反」と意見を述べているのに対し、菅官房長官は「決めるのは政治家だ」と言っています。

しかし、東京オリンピックのメインスタジアムは、当初予算が1,300億円でしたが、2倍以上に膨れ上がった額を「政治家」(自民党・公明党が中心ですが)は、誰も責任を取らず、このまま建設に入ろうとしています。

時の「政治家」が国家の重要事項を勝手に決めることができないように、「憲法」が「権力」を縛るのです。この立憲主義を破ろうとしている、「安保法制」をこのまま通してはいけません。

医療者の白衣は医療行為により汚れることはあります。しかし、「白衣を戦争の血で汚さない」決意を大いに訴えていきたいと思います。