6月20日に、香川県保険医協会の第40回定期総会が開催されました。私は副理事長として、司会・議長を務めました。コロナ禍の下での総会でしたので記念講演などは行わず、昨年度の活動のまとめや今年度方針、決算・予算を承認し短時間での開催となりました。
総会決議の大要を紹介します。
新型コロナウイルス感染症の拡大は、一年以上たつ今でも収束の兆しは見えない。新型コロナウイルス感染症患者やその疑い患者を診療する医療機関のみならず、すべての医療機関で経営的に大きな打撃を受けることになった。国や自治体の直接的な支援を求めるものである。
コロナ禍の中で政府は、後期高齢者の医療費窓口負担の2倍化法案や、消費税増税分をベッド数削減に使用する法案の成立を強行した。受診抑制を招き患者の重症化が懸念され、コロナ禍で明白になった病床不足をさらに深刻にするものであり、絶対に認めることはできない。
医療機関が安心・安全な医療を提供し、経営的にも安定できるよう、基本診療料等の大幅な引き上げを求めるものである。同時に安心して医療機関に受診できるように自己負担の引き下げを求める。
憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」をすべての国民に保障することを求め、以下の要求を行うものである。
同時に、人命を守る医療者として平和を希求し、平和と民主主義を守る取り組みを進める。