第1152回:米国大統領選挙に思う

米国大統領選挙が殆ど終わりました。選挙で敗北したトランプ現大統領が訴訟合戦を繰り広げると言われていますから、選挙に勝ったバイデンさんが次期大統領になるのかどうかは不明です。

そもそも、大統領を国民が選ぶといいながら、選挙人を選ぶ間接選挙であること。ネブラスカ州とメーン州を除く48の州とコロンビア特別区では、最多得票陣営に全ての大統領選挙人枠が与えられる勝者総取り方式であること。一番支持の多かった候補者が勝利するとは限らないという、妙な選挙方式でよく納得するなあ、というのが率直な感想です。

そもそも日本のように「有権者名簿」がないため、「有権者登録」をした人にのみ被選挙権があるというものです。また、選挙に関する法律が州ごとにより異なるために、票の数え直しのルールもことなります。

これでいいのかなという気もしますが、他国のことなので関係ないと言えますが。マスコミも、どちら当選するかに報道の中心があり、米国の政策がどうなるかという報道が極めて少なかったのが気になるところです。