第1121回:新型コロナ感染症の、第一線医療機関の経営に対する影響について

香川県保険医協会は、5月25日~30日にかけて、会員アンケートを行いました。その結果の中間まとめについては、5日付「毎日」が報道しました。最終まとめは9日に記者発表する予定でしたが、会見場である県政記者室は「3密」の可能性が高いので、やるなら協会で会場を準備してほしいという幹事社からの連絡が直前にあったため、やむなく中止となりました。

データは各社に届けていますが、その概要について取り上げたいと思います。

30%近い回答率で、切実な声と感じられました。調査は、昨年4月と本年4月の数値の比較です。
患者数は、9割以上の医療機関で患者減がおき、医科診療所では殆どすべてで患者減が起きている。医科診療所では4分の1以上が30%以上患者減と回答した。

患者からの予約の延期やキャンセルについては、全体に増加しているが、歯科で予約延期やキャンセルが顕著である。医科診療所・病院でも5~6割ある。厚労省が緊急性のない歯科治療は延期するよう連絡文書を出した影響も考えられる。

保険診療収入は、圧倒的に減少。4分の1以上の医科診療所で減収となっており、病院は100%が減収。歯科も9割近くが減収となっている。数字は4月分であり、5月はさらに減収が予測されている。

第2次補正予算での医療機関対策は、新型コロナ感染症を直接診療している医療機関が対象であり、一次医療を担う診療所などは対象外であり、医療機関全体に対する対策が必要です。