第1112回:新型コロナ感染症の医療機関への影響(その2)

4月21日付の続きです。

アンケート以外に香川県保険医協会に寄せられた様々な意見についての、協会のコメントを紹介します。

・PCR検査ができる医療機関は限られている。4月13日には高松市では、それまで10件前後であったのに対し84件と一気に増加、4月16日には149と急増している。特定の医療機関に集中しないように、検査可能な医療機関を整備し、コントロールする必要がある。

・検査を行うに当たっては、診察室とは離れた場所での検査部屋やスペースの確保が必要である。検体を採取するスワブ(専用の綿棒)、マスク、ゴーグル、フェイスガード、エプロンなども供給されなければならない。この点での行政の支援が求められる。

・韓国や米国で行われている、ドライブスルー方式なども検討するべきである。

・東京などで開始されている、PCRセンターのようなものを早急に整備すべきである。

・今後起こりうる爆発的流行への準備として、軽症者が滞在するホテルや施設などの準備、重症者等が入院する病床を確保するための、病院間連携を進めるために、県がイニシアチブをとり、現存する地域医療構想会議等を行うべきである。