6月23日に高松市内で、香川県保険医協会の第38回定期総会が開催されました。その席上で採択された「決議」を紹介します。
決議
「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律案」は、5月15日に十分な審議を行うことなく16本もの法律の改正が一括で行われた。マイナンバーカードによるオンライン資格確認の導入、審査支払機関を医療費抑制を主眼とした機関に変貌させ、患者の個別性を無視した機械的審査拡大のおそれがある。
安倍政権は、「全世代型社会保障制度の構築」を打ち出し、さらなる高齢者負担増、医療・介護・福祉の削減、消費税増税とセットにした幼稚園・保育所・高等教育の「無償化」など、憲法の保障する生存権、社会保障の理念を形骸化するものである。
いまこそ、議会制民主主義、国民主権が輝く政治を求めるものであり、必要な医療・介護が安心して受けられる社会保障の充実を望むものである。
我々は、国民医療の確保のため、直ちに次の事項を実現するよう要求する。
同時に、人命を守る医療者として平和を希求するとともに、解釈改憲による「海外で戦争する国」づくりに反対し、平和と民主主義を守る取り組みを進める。