第1044回:香川医療生協の総代会が開催されました

6月22日に高松市内で、香川医療生協第40期第51回通常総代会が、総代定数250名中245名の参加で開催されました(実出席157名、書面議決書88名)。2018年度のまとめと2019年度方針、2018年度決算、2019年度予算と事業計画など5つの議案すべてが承認されました。

私は理事長として開会あいさつを行いましたので、大要を紹介します。

2018年度は健康づくりを通して暮らしとまちづくりに貢献し、社会にアピールする活動に取り組みました。

健康チェック活動は、各地のお祭りでは恒例となっています。健康チャレンジは1521人が取り組みましたが、さらに活動を広げていきたいと思います。体力測定を事業所活動とも連携し、フレイル予防に取り組む例もありました。香川県の行う健康ポイント制度に参加し、県民全体で行う健康づくりの活動に参加しました。

SDH:健康の社会的決定要因を意識した取り組みを行いました。健康は、遺伝子や生活習慣などの生物学的な要素だけで決定づけられる訳ではありません。国の健康政策や、個人の置かれた社会的・経済的な要素が大きく影響します。とりわけ、人と人とのつながりが大事です。私たちが取り組む居場所づくりや班活動、仲間と行う健康づくりが重要な役割を果たします。こういった活動に引き続き取り組んでいきます。

経営面では、前年度の悪化を受け、改善の取り組みを行いましたが、上半期の実績と予算との乖離が拡大したため、年度途中から各事業所での改善への取り組みを強化し、救急受け入れの改善、ベッド稼働率の改善や各事業所での目標を意識した様々な取り組み、「断らない」取り組みなどで一定の成果を上げたものと考えています。

昨日、2019年度の「骨太方針」が閣議決定されました。参院選を目前に控え、社会保障負担増の内容は伏せられていますが、政策動向に目を向けながら、現場からの声をあげ、社会保障を改善する取り組みに力を入れていきましょう。

憲法9条改定の動きにも注意を払う必要があります。「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」を理念にもつ医療福祉生協として、一人一人が、自ら考え判断し行動できるように学習を進め、日本国憲法の恒久平和主義と立憲主義、国民主権を守り活かす活動をすすめていきましょう

小池代表理事専務理事が議案提案を行いました