第1042回:医療福祉生協連会長理事の退任あいさつです

藤原 高明

6月7日に開催された、医療福祉生協連第9回通常総会で役員を退任することになりましたが、総会で配布された退任のあいさつを紹介します(一部略)

日本生協連医療部会時代から全国の活動に参加し、20年以上になります。

2001年から医療部会の運営委員、2003年からは常任運営委員・医活委員長をすることになりました。

「患者の権利章典」の実践を全国ですすめるために、「患者の権利章典実践交流会」の事務局長として基調報告を行ったり、全国で講演活動をしてきました。「いのちの章典」の講演と併せると、47都道府県の半数以上を訪れたことになります。

2010年に日本医療福祉生活協同組合連合会が設立されましたが、この活動にも携わることができました。二度と経験することのない貴重な体験で、人生の宝といえるものでした。

国際活動でも、ベトナムの医療生協セミナーに数度にわたり参加したのも貴重な体験でした。

連合会設立当初より副会長理事となり、2011年からはAPHCO(アジア太平洋地域保健協同組合協議会)会長、2013年からは連合会の会長理事として活動することができました。

アジアの保健協同組合の中で、日本の医療福祉生協の活動が目標になっており、尊敬のまなざしで見られていることを知り、大きな自信になりました。

また、「医療福祉生協の理念」「医療福祉生協のいのちの章典」づくりに関われたことも貴重な経験でした。とりわけ、「いのちの章典」づくりは、数冊の虹のブックレット作成、全国の意見を参考にしながらの文案づくりなど、大変でしたが、私の中では大事な財産になっています。

全国の活動に参加しなければこういった貴重な経験ができなかったことを考えると、活動を支えていただいた全国の仲間と香川医療生協の役職員に感謝します。