6月24日に高松市内で、香川医療生協の第39期第50回通常総代会が開催されました。総代定数250人中246人の出席(実出席164人、書面議決書82人)で、私は代表理事理事長として、開会あいさつを行いました。以下、その大要を紹介します。
2017年度は、「香川医療生協の地域包括ケア」を具体化するために、3つのつくろうチャレンジをすすめてきました。事業所のない小豆島で、空き家を利用した居場所である「どんぐりころころ」が開所し、地域に喜ばれています。全県下に広がっているとはまだ言えませんが、こういった取り組みを広げていきたいと思います。
健康づくりの取組みでは、健康チャレンジが6,000名を超える規模で広がりました。また、フレイル予防に向けた体力測定なども広がっています。今年は、この取り組みをさらに進めていきたいと思います。
6月7日に開かれた、日本医療福祉生活協同組合連合会の総会学習会は、「組合員参加が事業の質を高める」と題して行われました。私たちの組織の最大の特徴は、ともに組合員として生協を担う地域住民と医療や福祉を担う専門職が、それぞれ主体者として協力しあうことにあります。居場所づくりや健康づくりの活動を通じて、あらたな飛躍を作り出しましょう。
昨年秋、臨時国会冒頭解散による突然の総選挙で、与党は改憲発議に必要な3分の2の議席を獲得しました。国会では9条を含めた「憲法改正」に向けた議論が加速しています。
極東アジア地域をはじめとするさまざまな脅威を盾に、安全保障法制やいわゆる「共謀罪法」の採決を強行し、南スーダンやイラクでの日報を「隠し続けた」自衛隊幹部と政府に多くの国民は疑問を感じています。
一方、米朝対話による緊張緩和の流れや、国連での核兵器禁止条約の採択、国際NGO・ICANのノーベル平和賞の受賞など、世界では対話による平和の実現、核兵器廃絶の動きが進み始めています。
「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」を理念にもつ医療福祉生協として、一人一人が自分で考え判断できるように学習を進め、日本国憲法の恒久平和主義と立憲主義、国民主権を守り活かす活動をすすめていきましょう