第806回:こども食堂・学習支援・フードバンクの活動を通じてまちづくりを考える(その1)

6月10日付(第804回)で、医療福祉生協連第6回通常総会の報告をしましたが、6月7日に「こども食堂・学習支援を通じて考えるまちづくり」と題した、総会方針学習企画を行いました。63生協・183名(含む理事・監事、事務局等)が参加しました。

学習会は、2つの講演を行い、そのあとに2人の演者と私で鼎談を行う形で進めました。

最初の講演は、「ひとりの『困った』からはじめるこども支援~子ども食堂・学習支援を通じて考えるまちづくり」と題して、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長の栗林(くりばやし)知絵子さんです。

東京都豊島区で実践している、こどもたちの、遊びサポート、学びサポート(学習支援)、暮らしサポート(こども食堂、夜の児童館)、ひとり親サポートなどの具体的な活動を報告していただきました。

2つ目の講演は、「フードバンクの実践から見える子どもの貧困と行政との連携」と題して、NPO法人フードバンク山梨・全国フードバンク推進協議会理事長の米山(よねやま)けい子さんです。

フードバンクとは、「賞味期限」などで、通常なら十分食べられる食物が廃棄される現実がある中で、企業などからこれまでなら廃棄された食品を、貧困などの理由で食事にも困っている方へ提供する活動です。日本ではまだ十分知られていない活動を山梨県で先進的に行ってきた内容を紹介していただきました。

そのあと、3人で意見交換を行いました。次回から、具体的な内容を報告します。

※医療福祉生協連のHPに、写真が掲載されています。

http://www.hew.coop/2016/06/20606.html