APHCO総会の翌日、10月12日に韓国の生協訪問を行いました。ソウル市内にあるソウル医療福祉社会的協同組合を訪問しました。
韓国では、生協法が日本とは異なるため、営利目的の医療生協が多く300近くあるそうです。まっとうな医療生協を育成するために、配当を禁じた「社会的協同組合法」が成立し、2013年に組織変更を行っています。
ウリネ漢方病院(日本でいうと診療所です)、ウリネ歯科、ウリネ老人福祉センターを運営し、ヨーガ、バドミントンなどのスポーツや、山歩きなど健康づくりの活動などを行っています。
報告の中で注目したのは、青年委員会で、医療協同組合運動の持続可能性のための若手養成を目的にさまざまな活動を行っています。
写真やビデオ撮影などの講座を受講した大学生が組合員になり、夏休みなどに健康づくりなど様々な医療生協の活動を行っています。公園や海岸などで、等身大の人形を使って救急蘇生のデモンストレーションを行い、それをビデオに撮って医療生協の活動を紹介しています。
若い世代にどうアプローチするかを考える上で、随分参考になりました。
※ソウル医療福祉社会的協同組合のHPに。第10回APHCO総会と、今回の訪問の写真が載っています。
http://www.medcoop.org/bbs/board.php?bo_table=photo&wr_id=1586
- ソウル医療福祉社会的協同組合の紹介スライドです。日本で使ったので、日本語になっているそうです。私たちの準備するものは日本語が殆どで、せいぜい、英語に直したものです。さまざまな言語に対応した資料を用意して、海外に発信する必要があります。
- 韓国の医療生協(医療福祉社会的協同組合)は、日本の運動から多くのものを学んでいますから、「医療生協の患者の権利章典」を使用しています。
- 若者たちが、クマの人形を使用して、公演などで救急蘇生の実習を行っています。子供も喜んで参加するようです。若者らしい発想です。見習わなければいけません。
- ホテルのロビーにありました。ソウル市内から仁川空港にタクシーで行くと、1時間弱 で、8000円くらいかかります(その時点でのレートにより異なる)。知らぬ同士でもワリカンでいこうとですね。なお、地下鉄ソウル駅近くにある空 港鉄道ソウル駅から仁川空港までは空港鉄道 A’REXがあり、43分で着くそうです。