APHCO（アジア・太平洋地域保健協同組合協議会）第18回理事会は10月13日の午前に開催されました。理事会参加者以外に、近畿地方の医学生や医療福祉生協関係者にも案内をして、10人近い方がオブザーバー参加する予定でしたが、台風19号が大阪を直撃する可能性が高いため、早朝からJRが「16時には全線運休」と発表したために、理事会参加者でだけの記念講演会になりました。残念ですがやむを得ません。

　昼食休憩後に、なにわ保健生協理事長の山下正人先生が講演を行いました。Community-Based Health Care and Nursing Care by Health and Welfare Co-operative（医療福祉生協の地域医療・介護）と題した80分の講演でした。日本の高齢化社会の現状について詳しく報告があり、医療福祉生協連の取り組みについて紹介がありました。

　質疑応答では、日本社会の現状がよくわかった、高齢化と社会の変化に対する医療福祉生協の取り組みが理解できたとの意見がありました。

　一方、子供が親の面倒を見るのは当たり前という価値観から見ると、高齢者施設や高齢者住宅を作りそこで高齢者が生活するという日本の現状については、少し違和感を感じるといった意見も出ました。

　国際活動をやっていると、日本では当たりまえのことが、世界では必ずしもそうではない、と感じることが多々あります。来年のAPHCO総会は韓国で行われる予定で、もっと多くの国から参加が見込まれるので、討議の準備を十分行っていけば面白い取り組みになるのではないかと感じました。

大阪市内のホテルで開催されました。ムスリムの方がいるので、食事には大変気を遣いましたが、いい勉強になりました。ホテルの方にはお世話になりました。		講演内容は多岐にわたり、 随分勉強になりました。