(第675回 9月12日 )
会場の様子です。
200名近い 参加者でした。
9月8日から10日の3日間、東京都内で「医療福祉生協連2014年度トップセミナー」が開催され、全国の82の医療福祉生協と会員外の生協からの傍聴者を含め179人が参加しました。
開催目的は(1)連合会の提起する課題を共有し、各会員の戦略を明確化し、深く掘り下げる機会とする、(2)すぐれた実践例や先進事例を学び、法人トップの問題意識の共有をはかり取り組むべき課題を明らかにすることです。
はじめに私が開会あいさつを行い、以下のように述べました(大要)。
会長あいさつの中心は、
やはり広島市の土砂災害です。
8月20日未明に広島市でおきた、記録的豪雨による水害・土砂災害は大きな被害をもたらしました。お亡くなりになった72人の方の中には、支部運営委員を含む23人の広島医療生協の組合員やご家族が含まれています。犠牲になった皆様のご冥福をお祈りするとともに、被害にあった皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。
8月30日の午後、広島医療生協の皆さんへのお見舞いと、ボランティア活動に参加している全国の皆さんを激励するために、広島を訪れました。同時多発的におきた土砂災害により、家だけでなく水路も道路も破壊されています。泥だしを始め、まだまだボランティアの力が必要だと感じました。
新築移転直前だった広島共立病院は、水害によりCT装置、心エコーなど、多くの医療機器が被害にあいました。新築なった広島共立病院は9月1日に無事診療を開始しましたが、旧病院を避難所として活用することを広島市に申し入れ、活用が始まっています。このニュースは地元マスコミだけでなく、NHKが朝の7時のニュースで取り上げたり、毎日新聞大阪本社版では1面トップとして取り上げられるなど、大きな反響を呼んでいます。
引き続き全国的な支援を呼びかけたいと思います。
会場の入り口からは、
東京スカイツリーがよく見えます。
今回のトップセミナーの中心点は、地域包括ケアシステムをどうとらえ、どう対応していくかということです。医療介護総合法が成立し、これまでの法改正のように、個別の分野にどう対応するかだけではすまない、医療・介護をはじめ地域での生活をどう支援するか、総合的にとらえていく時代になってきました。
私たちは、昨年の総会で決定した「医療福祉生協のいのちの章典」の中で、「医療・介護・健康づくりの事業と運動をすすめ、地域まるごと健康づくりをめざします」と、医療福祉生協を特徴づけました。
ある意味で、私たちの出番の時であり、医療福祉生協らしい地域包括ケアとはどのようなものであるかを、実践により明らかにしなければならないと思います。
また、300万組合員実現の課題も大事です。昨年に比べ、組合員の増加は全国的に頑張っているのですが、年度末には居所不明組合員の名簿上の処理があるため、さらに大きな飛躍が求められています。
会議の内容は、下記のHPを参照してください。
http://www.hew.coop/2014/09/12081.html
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