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香川医療生活協同組合

第4回地域連携会議を開催し、終末期医療について意見交換を行いました

(第650回 5月30日 )

 5月29日の午後、善通寺市内で第4回地域連携会議を行いました。前回の報告は「飛来峰」第607回(2013年10月25日)に掲載しました。

医療センターからの報告を、参加者は熱心に聞いています
医療センターからの報告を、
参加者は熱心に聞いています

 今回は、国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター(以下、医療センター)、三豊市立西香川病院、、善通寺市地域包括支援センター、善通寺市社会福祉協議会、のほか、三豊市の橋本病院、市内の大杉脳神経外科などの地域の医療機関や、介護支援事業所のケアマネジャーなど、10の事業所から27名が参加しました。

 今回は、終末期医療への取り組みをテーマにして、医療センターから「自宅で最期を迎えたいと望んだが困難だった症例」の報告が行われました。善通寺診療所からは「特発性間質性肺炎の患者を自宅で看取った経験」の報告が行われ、私は「がん終末期患者について、在宅医療担当医の知りたいこと」という報告を行いました。

 質疑応答の後、4つのグループに分かれ、熱心に意見交換が行われました。

 これまでは善通寺市内を中心に呼びかけてきましたが、今回は、対象を広げ案内したところ三豊市の病院からも参加がありました。

 患者さんの動きは、市町という行政の枠組みには関係なく転院していきます。例えば、脳卒中で医療センターに入院した後、西香川病院や橋本病院のように、リハビリテーションの専門医療を行っている病院に転医していきます。そのあとの在宅医療にスムーズにつなげていくためにも、こういった会議を大事にして、顔の見える連携関係を作っていく必要があります。

 また、終末期医療についていえば、死ぬまで家にいるのは無理があるが、一日だけでも自宅にいたいという思いにこたえるためには、スピード感のある連携が必要であることを感じました。

 今後の活動に活かしていきたいと思います。


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