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香川医療生活協同組合

医療福祉生協の健康についての考え方を紹介します

(第605回 10月18日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を8年近く連載してきました。2013年10月号に掲載した、最終回の原稿を編集しました。 

 2005年12月から、健康に関連する話題を連載してきました。今回は、そもそも「健康とは」という話題を取り上げてみます。

 健康とは、どういった状態を指す言葉でしょうか。WHO(世界保健機関)憲章の前文は、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます」(日本WHO協会訳)、となっています。

 しかし、肉体的・精神的・社会的に「すべてが満たされた状態にあること」が健康だと言われると、「私は健康だ」という人は少ないと思います。

 医療生協の全国組織である日本医療福祉生活協同組合連合会が考える、「医療福祉生協の健康観」は、以下の通りです。

 私たちが大切にする健康観は「昨日よりも今日が、さらに明日ががより一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる」というものです。

 医療福祉生協の考える「健康観」とは、病気であっても、身体的・精神的な不調があっても、より良い明日のために積極的に生きていくという考え方を大事にするものです。

 「昨日より今日が、さらに明日が」といわれても、それほど前向きにはなれないし、それほど強い人間ではない、という考えもあります。しかし、「一人で頑張ろう」という意味ではありません。「みんなが協力しあって」と、協同の力で、この健康観を実践しようということなのです。

 この考えの基本には協同組合に共通の考え方、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という、「協同」の理念があるのです。


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