2012年は、国連が定めた国際協同組合年（ＩＹＣ）でした。「協同組合がよりよい社会を築きます」をスローガンに世界で様々な取り組みが行われました。

垂れ幕を取り付ける木枠が壊れたとのことで、応急処置でパワーポイントで映写しました。なんとなく、しゃれた感じがしないではありません

　香川医療生協も、第26回全国高齢者大会を香川県で開催するに当たり、すべての協同組合に訪問し協力を呼びかけました。また、さまざまな団体や個人に協力・参加をよびかけ、協同の力で成功させることができたと思います。ご協力いただいたみなさん方に心よりお礼を申し上げたいと思います。

　医療生協の全国組織、日本医療福祉生活協同組合連合会の第3回総会が6月7日に開催され、私が会長理事として選出されました。引き続き、ご援助、ご協力をお願い申し上げます。

　この総会で、全国で討議を重ねてきた、「医療福祉生協の理念」「医療福祉生協のいのちの章典」の２つの文書を採択しました。今後、具体的な実践を進めていきたいと思います。

　「医療福祉生協の理念」の、「健康をつくる。平和をつくる。いのち輝く社会をつくる。」の言葉の中には、憲法9条の平和的に生きる権利、憲法25条の健康で文化的に生きる権利、憲法13条の幸福で生きる権利、こういった内容が込められています。いま、憲法を簡単に変えることができるように、憲法96条を改定しようとする動きが強まっています。

　憲法9条は変えたほうがいいという立場の方も、こういうやり方は「裏口入学」のようなものだという批判を強めています。今回の「理念」と「いのちの章典」を広め実践することが今ほど重要な時はありません。

JAの方に来賓あいさつをお願いするのは初めてです。協同組合間協同をすすめる上で、大事な一歩となりました。そんな気持ちをこめての握手です。

　ＴＰＰ参加や消費税増税など、難題が山積する情勢ですが、一人一人のいのちと暮らしをを大事にしながら、「競争ではなく、協同の力で」運動を進めていきたいと思います。