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香川医療生活協同組合

「いのちの章典」シンポジウムが開催されました(その1)

(第563回 3月19日 )

 3月16日に東京都内で、「医療福祉生協のいのちの章典」シンポジウムが開かれました。全国の28医療福祉生協などから82名の参加がありました。医療福祉生協組合員以外からは8人が参加しました。 

 医療福祉生協連の中村理事の司会で、4人のパネラーによるパネルディスカッションが行われました。私はコーディネーターを務めました。大変有意義なご意見を頂き、元気の出る取り組みになりました。

 開会挨拶は、日野秀逸副会長が行いました。大要は以下の通りです(文責・藤原)。

 1991年、日本生協連医療部会は「医療生協の患者の権利章典」を制定しました。日本国内では先進的な取組みであり、医療界や社会にインパクトを与えました。また医療生協運動の側から見ても、この章典に立脚して、がんの告知、ウソをつかない医療、カルテ開示、患者参加による医療評価、こういった医療生協の質的な発展に力を発揮しました。

 2000年に介護保険法が実施され、医療福祉生協は事業を広げてきました。2008年には生協法が改正され、従来は、医療・福祉は生協法に明記されておらずその他の事業としてやってきましたが、医療・福祉は生協の本業であるとされました。

 患者の権利章典を作ったころは、組合員が約140万人、現在は270万人で2倍に近い広がりを持っています。

 こういったことを踏まえ、2010年に医療部会から独立して日本医療福祉生協連という全国組織、ナショナルセンターを設立しました。それ以来、新しい医療福祉生協連にふさわしい章典として、6月の総会で成立させようというところまで来ました。

 この間、5000から6000人の方がこの章典の(案)の討論に参加し、意見を寄せています。これは患者の権利章典の時と比べて一桁違う議論です。

 しかし、これはあくまでも医療福祉生協連の内部の議論であります。やはり世間の風に当たらないといいものはできないだろうと思います。

 いいものを作っていながら大したことはないだろうと思い込んでみたり、大したものではないのに大したものだと思い込んでみたり、いろいろ間違いも起こすものです。外部といういい方もありますが、世間と言った方がニュアンスはいいのかなと思いますが、本日は「世間の目」でいろいろなご教示やご批判を頂くという、最初の機会です。

 今日の討論を含めて、出されたご意見・ご教示をさらに議論に反映させながら、6月の総会に向けていのちの章典を仕上げていきたい、このように思っております。

 どうかよろしく、参加、討論をお願いいたします。


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