「「医療福祉生協のいのちの章典(案)」(以下、いのちの章典)の講演依頼が増えてきました。理念策定小委員会の委員が担当し、講演参加者の感想文すべてに目を通していますが、感想文の数が大変多いというのが実感です。
「わかりやすく、よくわかった」という感想から、「難しくてよくわからなかった」という感想まで様々で、参加した方すべてに満足いく講演を行うのは難しいのですが、いのちの章典について多くの意見を頂き、大変参考になります。
学習資料としてリーフレットを発行しましたが、これを読み合わせるだけでは討論は難しいようです。7月に、「いのちの章典」にむけて(虹のブックレットNo.100)発刊しましたので、これを参考にしていただければと思います。
「医療生協の患者の権利章典」(案)(以下、権利章典)が提案されたのは、1990年の日本生協連医療部会総会でした。この時の案文には、「〜患者の権利章典をくらしにいかそう〜」というサブタイトルがついていました。
前文は、「医療生協の4つの特徴」や「医療生協の組織的特徴と今日の役割」から始まり、文中に「『医療行革』と、総合的に、具体的に、持続的にたたかえる組織」といった表現があるなど、1991年に採択された「権利章典」とは大きく異なっています。「患者の権利と責任」の項も、表現は少し異なっています。
全国的な討論の中ででてきた意見を反映させて、発展させたことが伺えます。
最初の提案文書の「はじめに」には、前文の部分は「内容の改善とともに、読みやすくわかりやすいものに仕上げたい」、患者の権利と責任については「基本的なものを示した」とあります。
今回の提案内容は、確定したものではありません。全国からの意見を反映させて改善し、よりよいものに仕上げていこうと考えています。
表現上の問題から、記載されていない内容の追加、とりわけ、改善のための提案をお願いしたいと思います。リーフレットのハガキに記入していただいても結構です。
FAXニュースや、医療福祉生協連のホームページを利用した意見集約、Facebook、ツイッターなども活用したいと考えています。是非意見をお寄せください。
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