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香川医療生活協同組合

福島の親子リフレッシュ企画を行いました

(第517回 8月21日 )

 8月3日(金)〜5日(日)の3日間、短い時間でしたが、「福島の親子リフレッシュ交流会」を開催しました。

 第506回(2012/06/19)で報告した「香川医療生協・中西讃ブロック東北支援ボランティア報告会」の席上、震災支援について、支援のやり方はいろいろあると私は述べました。

 医療支援を行う(医師・看護師を始めとする医療スタッフを送った)、お金を送る(旺盛にカンパ活動に取り組んだ)、必要な物資を送る(衣類・水・ヒマワリの種などを送った)、現地で必要とされる活動に直接参加する(イチゴ栽培のビニールハウス作りの手伝い、草抜き、医療生協の相談活動などを行った)などいろいろある。

 放射線量の高い地域で、悩みながら子育てを行う親とそこで生活する子供たちを、放射線量を気にしなくてよい地域に短期間でも招いて過ごしてもらうというのも、支援のありかただと報告しました。

 私たちのできる範囲で可能なことを行うということで、香川医療生協の理事を始めとする地域の組合員と診療所職員で実行委員会を作り、今回のリフレッシュ交流会を企画しました。地域の方に呼びかけて、お寺の宿坊をお借りする、地域の夏祭りで楽しんでいただく、など地域の力を発揮することもできたと思います。

 活動のまとめはこれからですが、「暑い中で部屋の中で涼んだらいいのにと思うのだが、外で日の光を浴びながら楽しそうにしている」という報告がありました。放射線量を気にせず過ごすというのが、何より大事なのだと思います。3日(金)の診療所職員との交流会で、子供たちが野球をやっているが、放射線量が気になり親としては本当にこれでよいのかと思う、昨年の夏は子供だけ京都に避難させ一人で辛い思いをさせたが、今度は親子で来られてよかった、という挨拶がありました。

 企画する時点で、こんな遠くまで来てもらえるのかという思いもありました。しかし、親御さんからは「福島から遠くから離れた場所でやって頂けるとほっとします」「子供を中心にした線量低減のためのツアーはありがたい」「(移動時間が長かったが)家族でいる時間が取れて楽しい思い出です」という声もいただきました。

 「支援する」というのは、何かをしてあげるというのではなく、「支援を受ける方々から学ぶ」ことが大事なのだと思います。

 簡単な報告は、下記のHPを参照ください。
 http://www.kagawa.coop/katudou/2012/20120809/20120809.html


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