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香川医療生活協同組合

韓国医療生協連合会との懇談報告です

(第490回 3月23日 )

 3月6日付(第487回)の続きで、韓国の医療生協連合会との懇談報告です。

左から、オソングン教育委員長、東久保医療福祉生協連常務理事、イムジョンハン理事長、私、パクボンフィ教育センター長、チェボンソプ常任理事です。
左から、オソングン教育委員長、東久保医療福祉生協連常務理事、イムジョンハン理事長、私、パクボンフィ教育センター長、チェボンソプ常任理事です。

 新しく発足した連合会は、それまでの医療生協「連帯」の事業と精神すべてを受け継いで活動することになっています。連合会は、「連帯」がAPHCOに加盟していましたので、それも受け継いで加盟します。

 続いて、チェボンソプ常任理事が発言しました。

 韓国の連合会は、昨年の10月26日に呼びかけ人大会をやって、12月10日に発足しました。13の会員生協が参加し発足し、既に法人としての登記も終わっています。いま会員生協の組合員世帯は、連合会全体で2万4千世帯で、出資額は35億ウオン、活動組合員は1300名です。

 活動組合員というのは、1名以上の組合員を新規加入させた人、増資をする、医療生協の事業所を利用する、班やサークルの活動に参加する、この4つの項目を満たす組合員を活動組合員と呼んでいます。

 連合会の役割として、まず組織基盤の強化のための支援、特に教育面での支援です。そして、生協強化のための政策、政策対案を作ることも重要です。3つ目は医療生協としてのアイデンティティを確立すること、これは模範的な一次医療機関としての位置づけを成し遂げようと思っています。それから、医療生協に参加する医療人を育成することです。これが連合会の役割です。

 長期的なビジョンとして、3年間で50生協にすること、5年後には組合世帯を10万世帯、発展基金を10億ウオンにすることを目標にしています。10人後には加盟生協を100にすることです。

 以下、質疑応答がありました。

会場となった、仁寺洞(インサドン)の伝統茶院(チョントンダウォン)の入り口です
会場となった、仁寺洞(インサドン)の伝統茶院(チョントンダウォン)の入り口です

 発展基金というのは、出資金とは違います。、一昨年、後援基金として1億4千万ウオン作りました。これはカンパのようなもので、この基金を使って新しくできた医療生協に支援や貸し出しをしています。このお金は、医療生協の組合員や、医療生協に理解を示す医療人や一般の方が出します。

 また、それとは別にキリスト教青年医療人という組織があり、生協を支援するための基金が1億2千万ウオンあります。昨年日本に研修に行ったソンヨンソクさんも、この基金からの支援を受けていきました。

 実は、イムジョンハン理事長もその組織の設立メンバーで、いまでも会員であり、その組織が母体になって医療生協が作られたといういきさつがあります。韓国ではキリスト教徒が多く、日本とは事情が少し違うと思います。


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