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香川医療生活協同組合

健康シリーズ「不整脈」(その2)

(第464回 11月25日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2011年8月号に掲載したものを編集しました。

 今回は、不整脈のうちの心房細動(しんぼう細動)です。

 心房は規則的に動き、血液を心室に送り込みます。下図の「洞調律」では、心房が動くと小さな波(★)がでて、そのあと心室が動く大きな波がでます。

 心房細動になると、心房が1分間に450〜600回の頻度で不規則に興奮し、その興奮が心室にランダムに伝わるために、心拍が不規則になります。「洞調律」と「心房細動」の図を比べるとよくわかると思います。

 心房細動が発作的に起きるのが「発作性心房細動」です。いったん、発作が起きると強い動悸(どうき。ドキドキした感じ)や、胸の違和感(何とも表現しがたい嫌な感じ)を自覚します。誰でもおきる訳ではありませんが、ストレスで原因になったり、弁膜症などの心臓疾患、甲状腺機能亢進症などの病気が背景にある場合もあります。

 自然に止まる場合もありますが、電気ショックや薬剤で止めることもあります。加齢による心臓の筋肉の変化によりおきる場合もあり、高齢化社会に伴い増えてきています。

心臓の中は4つの部屋からできています。 心臓の中には、電気信号を伝える「電線」のような仕組みがあります。
心房細動の心電図
洞調律 (どうちょうりつ)の心電図

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