香川医療生協と医療生協たかまつが合併して2回目の総代会になります。高松協同病院では、4月よりベッド数を増やしリハビリテーション医療の充実をはかり、高松平和病院では4月より乳腺外科、7月より待望の県都初めての緩和ケア病棟の医療を開始します。3年間かけて検討してきた私たちの新しい医療展開がこれから始まります。これからも地域の組合員の皆さんと一緒に歩んでいきたいと思います。
会場舞台です
3月11日の東日本大震災と津波、それに引き続く東京電力福島第一原子力発電所の爆発、放射線被害で、大変な状態になっています。
私たちは対策本部を立ち上げ、9次に分けて医師5名、看護師5名、計21名の医療支援を行ってきました。現在250万円を医療福祉生協連など中央団体に送付、420リットルの水を浜通り医療生協に、10kgのひまわりの種を福島県内の医療生協に送りました。
ヒマワリは、根にセシウム137、花にストロンチウム90を蓄積する土壌を改善する植物です。もちろん、枯れた後の根や花は放射性廃棄物として処理をしなければいけませんが、こういう運動を通じて福島県のみなさんに生きる希望を持っていただく運動にしようと思います。
放射線被害は大変で、日本共産党東京都議団の調査では、葛飾区0.391μSv/h(以下、単位は略)、足立区0.257で、この数値は強制避難地域の飯館村の10分の1です。
香川県の数値は0.051〜0.077ですが、これは地上20mの高さで図ったもので、私たちが生活する地上1mの高さで測定しないといけません。香川県の市や町で測定しているデータは器械が古く、0.1以上でないと測定できません。香川県の基準を超えても、心配ないという発表になります。
医療福祉生協連はきちんと測れる器械を福島県の医療福祉生協に送ろうと準備しています。そこで、ひまわり募金、ワンコイン募金を行い、ヒマワリの種とサーベイメーターを送りたいと思います。また、医療福祉生協の雑誌comcomの購読で、その収益も送ることにしています。ぜひこの運動にご協力ください。
来年、2012年は国際協同組合年です。いま、世界では、弱肉強食の市場主義万能の世界から、人と人との結びつきを大事にする、新たな価値観を求める時代になってきました。協同組合として新たな取り組みをしていきたいと思います。来年2012年には日本高齢者大会が香川県で開催されます。社会保障改善の運動、住みやすい安全・安心のまちづくりの取り組みを大いに交流したいと思います。
今回の総代会は、59支部という過去最大の勢力をもってむかえることになりました。これを、さらに大きくし、医療生協に入っていることが最大の安心・安心の保証だと思えるような取り組みをしていきたいと思います。
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