(第393回 1月11日 )
日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)が発行する医療福祉生協情報誌comcomの 2010 年12月号のコラム「社会派 しんさつ室 No.9」に掲載された文章を転載します。一部修正しています。
10月1日、日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)が事業を開始し、新たな歴史を歩みはじめました。
10月13日、WHO(世界保健機関)や厚生労働省老健局からパネリストを招き、医療福祉生協連の代表と共に「高齢者にやさしい都市(まち)づくり」と題するシンポジウムを開きました。私たちの活動のあり方を考える上で大事な問題提起がおこなわれ、パネリストから今後の活動に対する期待が表明されました。
また、同日夕方からは、創立記念レセプションがおこなわれました。民主党、自民党、公明党、みんなの党、共産党、社民党の代表が壇上に並びました。永田町ではなかなか見られない光景で、医療福祉生協連への立場を超えた大きな期待が感じられました。
さて、医療福祉生協連最初の「生協強化月間」も、まとめの時期に近づいてきましたが、“最初に”ふさわしいとりくみになっているでしょうか。今年の月間では、過去最高を超える仲間ふやしをめざし、明るいまちづくりをすすめる医療福祉生協連の姿を地域に知らせる、を重点課題として設定しました。
厚生労働省が、医療の質の評価・公表等推進事業を実施するにあたり、実施主体として、都道府県・市町村・日赤・済生会・厚生連などと並び医療福祉生協をあげました。こういう形で医療福祉生協が取り上げられるのは初めてのことだと思いますが、その“期待”に応える活動を広げていく必要があります。
推進事業評価会議からは、「地域住民とのつながりが強いように感じられるが、確かにあまり有名ではない」と評価されました。医療福祉生協が有名ではないという指摘は、苦笑しながらですが認めざるをえないと思います。
連合会の設立は、医療福祉生協の存在と活動を広く地域に知らせるチャンスです。この活動にいままで以上に力を入れていきたいと思います。
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