(第352回 7月27日 )
7月16日に、フエ市で開催された「医療生協セミナー」の報告を行います。
前回ホー・チ・ミンで行われたセミナーでは、開会挨拶に続いて報告が行われ、少し締まりがなかったので、今回は、司会が挨拶者を紹介(といってもベトナム語ですが)、越日双方が挨拶、その後、司会者の紹介で報告を始めることにしました。
ベトナム側の開会挨拶は日本語に翻訳してあったので、日本語への翻訳は省略しました。私の開会挨拶は、アドリブだったので通訳にその場で翻訳してもらいました。
ベトナム協同組合連合会副 会長のクォックさんの挨拶です。医療生協への期待を格調高く述べています。
VCA副会長のグェン・ク・クォックさんの開会挨拶(要旨)を紹介します。
「世界中の国々の政府は、国民の保健と医療の発展に関心を持っています。保健と医療サービスは、国連が国の発展を評価する基準です。最近、ベトナム政府は医療施設の充実に努めるなどの政策を確立しましたが、人民の保健要求をまだ満たせていません。農村、島、山村では医療施設や医師が足りません。都市部では患者が多く、医療施設が古いなど難問を抱えています。
こういった問題を解決するのにコミュニティー、社会的な組織、とりわけ医療生協の役割は大切です。
医療生協の目標は健全なコミュニティーに達することです。諸外国の医療生協は組合員の保健だけでなく、社会にも重大な役割を演じます。医療生協は人民の保健意識、知識を高めます。
これからもっと研究して、ベトナム中部でこの形式を設立し発展させます。本日のセミナーは医療生協の設立、発展にとって大切なステップです。」
私は、以下のような挨拶を行いました。
いつも「タカキ」と紹介されます。
名前のタカアキの「カア」と母音が続くのが発音しにくいようです。かといって、今更名前を変える訳にもいきませんが(笑)
「日本の医療生協から参りました。これまでベトナム協同組合連合会主催の医療生協セミナーを3回行ってきました。ハノイ、ホー・チ・ミン、ハイフォン、そして今回が4回目、フエで行われます。これまでの取り組みの中で、イェンバイ省にミンタン保健協同組合ができました。昨年9月に、ミンタンさんたちが日本にやってきました。私たちと親しく交流し、私たちのこれまでの取り組みが成果を生み出したことを大変喜んでいます。今回のフエのセミナーで、皆さん方に新しい運動が始まることを期待しています。これからも様々な形で交流を深めて行きたいと思います。」
(この項、続く)
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