(第351回 7月23日 )
会場となったホテルです。
向かいから 撮りました。宿泊したのは別の建物で、古都らしい静かな佇まいでした。バスはなくシャワーのみでしたが、比較的涼しかったのが救いでした。
「1週間のごぶさたです」という言葉で始めます。14日の夕方に羽田に飛び、成田泊。15日に成田からハノイ経由でフエに移動しました。ハノイのノイバイ空港国内線カウンターは、欧米からの旅行客を中心に長い列が出来、チェックインまでに1時間かかりました。タイの国内事情悪化の影響で、インドネシアやベトナムに人気が集中しているようです。飛行機の出発時間が遅れたせいでゆっくり夕食ができましたが、フエ空港着が午後9時過ぎ、ホテルに入ったのは午後10時でした(日本時間で午前0時!)。
翌16日に、ホテルの会議場で開催された「医療生協・公衆ヘルスケアモデルセミナー」に講師として参加しました。
ホテル内の会場、開会前の写真です。
これまで、2004年11月に首都ハノイ市、2007年6月に海上防衛の拠点であるハイフォン市、2009年3月に経済的に最も発展しベトナム最大の都市であるホー・チ・ミン市で医療生協を紹介するセミナーを開催してきましたが、4回目となる今回は、中部ベトナムの古都トァティエン・フエ省フエ市で開催することになりました。
セミナーのタイトルは「医療生協・公衆ヘルスケアモデルセミナー」で、司会は、VCA(ベトナム協同組合連合会)国際部長のグエン・アイン・ズンさんが行いました。
始めにVCA副会長のグェン・ク・クォックさんが開会挨拶を行い、続いて日本の医療生協を代表して私が挨拶を行いました。
日本の報告の最初は私で「日本の医療生協の医療活動の紹介と特徴、公衆ヘルスケアにおける医療生協の組織原則、執行管理及び利益、医療生協における患者の原則、権利及び利益」です。なお、このタイトルはベトナム語プログラムを忠実に翻訳したもので、私の原稿のタイトルは「医療生協の医療活動について」でした(笑)。
2番目は盛岡医療生協副理事長の遠藤さんの報告で「日本の医療生協における組合員の責任及び活動の紹介」、3番目は大峰さんの報告で「日本の医療生協組合員の様々な活動の紹介」です。
休憩の後、トァティエン・フエ省協同組合連合会チャン・ル・クォ・ドゥァンさんの「コミュニティー保健における医療生協の利益」、VCA・協同組合政策・開発委員会会長のドァン・ヴァン・ドアさんの「ベトナムで医療生協の潜在能力と発展の方針」、トァティエン・フエ省人民委員会保健局のレ・ビエト・バクトさんの「トァティエン・フエにおける医療活動の社会化」です。
その後は、約1時間にわたり熱心な質疑応答が行われました。極めて積極的な質問で、主に私が回答しましたがドキッとする質問もあり、「医療生活協同組合」という組織形態に大きな興味がもたれていることが感じられました。
次回からしばらく、セミナーの内容と、感じたことを報告したいと思います。
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