香川医療生活協同組合と医療生協たかまつが合併して、初めての通常総代会です。57支部、組合員数約4万2千人、出資金約8億6千万円の組織になりました。引き続き香川県下で大きな影響を及ぼす組織に成長していきたいと思います。
事業所数は20を超えました。今年に入ってから、へいわこどもクリニックを開設し、診療時間を19時まで延ばし、かかりやすい外来をめざしています。あと少しで黒字になる見込みで、地域に役立つ小児科クリニックとして活動しています。2011年4月には高松協同病院が回復期リハビリテーション病床を増床します。昨日は雨の中起工式を行いました。2011年7月には高松平和病院が緩和ケア病棟を開設します。
7月6日に、日本医療福祉協同組合連合会、新しい全国連合会ができます。設立趣意書の中で、「『自治・参加・協同』の理念にもとづき、事業の質を高めて安全な医療福祉をすすめるとともに、全国的な連帯で医療福祉の担い手の確保と育成に努め、地域医療福祉の向上に貢献します。また、組合員が主体的に参加・協同する医療福祉を広め、くらしを向上させます」と、日本で初めて医療福祉事業を担う協同組合の連合会ができました。
医療生協の存在が社会的に認知されるという事は、大きな意味をもっていると思います。
さて、6月23日に理事長名で「私たちのいのちとくらしの未来を開く選択を」という、組合員へのアピールをだしました。
そのなかで、3つの点が重要だと指摘しました。
(1)「健康をつくる。平和をつくる。」をすすめるためにどのような政策が求められるか?
(2)社会保障の充実に対してどのような態度をとってきたか?
(3)社会保障の充実を実現するための財源をどうするのか?
社会保障の財源という点では、消費税の問題がマスコミでクローズアップされています。国の借金が多いので仕方がないのではないか、という意見もありますが、大企業の税負担は少ないのです。研究開発減税では、トヨタは822億円、キヤノンは330億円減税されるなど、実際の税負担は少ないという現状があります。それに対して、庶民増税である消費税増税については、最近の組合員訪問の報告の中でも、「消費税があがったらとても生活が出来ない」という声が多く聞かれます。
この機会に、そういう声を広めていきたいと思います。(後略)
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