あなたにもあげたい 笑顔 健康

TOPヘ

香川医療生活協同組合

香川県保険医協会の第29回総会が開かれました

(第345回 6月25日 )

日野秀逸先生(東北大学名誉教授・日本生 協連医療部会副運営委員長)が記念講演を行いました
日野秀逸先生(東北大学名誉教授・日本生 協連医療部会副運営委員長)が記念講演を行いました
 香川県保険医協会の第29回定期総会が、6月20日(日)に高松市内で開催されました。保団連(全国保険医団体連合会)、全国51の保険医協会・医会、民主党や自民党の県選出の衆・参議員(5人)、県内の団体からは社保協、商団連、県労連、民医連、香川医療生協から祝電・メッセージが寄せられました。

 総会では、2009年度の活動のまとめと2010年度の方針、決算・予算が承認され、新理事会(任期2年)が選出されました。

 総会後に、日野秀逸・東北大名誉教授の「過渡期の医療政策は――民主党の医療政策はいかなるものか」と題する記念講演が行われました(講演の内容は続報します)。

 総会で採択された決議内容は、以下の通りです。

決  議

 政治を変えてほしいという国民の願いから政権交代が実現し、民主党を中心とする新政権が誕生した。

 「小泉構造改革」に決別し、毎年2200億円の社会保障削減政策は撤回された。しかし、4月の診療報酬改定では保団連等の要求に一定応えた形での改善は見られたが、0.02%(100億円)の増加にとどまった。

 今次改定において、保団連は「医療崩壊を食い止めるために10%以上の引き上げが必要」と主張したが、引き続き10%以上の診療報酬の引き上げを求めるものである。

 我々は国民医療の確保のため、直ちに次の事項を実現するよう要求する。
同時に、人命を守る医療者として平和を希求する。

一 

 3割の医療費窓口負担はすべて当面2割に引下げること

 国民健康保険の資格証明書発行を止めるとともに、高額な保険料を引下げるために国庫負担を増額すること

 後期高齢者医療制度をすみやかに廃止し、高齢者の負担増と差別医療をやめること

 入院患者の他医療機関受診の規制強化を直ちに撤回すること

 リハビリテーションの日数制限を撤廃し、医療保険で必要なリハビリテーションが行えるようにすること

 就学前児童の乳幼児医療費助成制度を国の制度として確立し、現物給付を行うこと

また、県・市町は独自の制度拡充を行うこと

 地域医療を守るために、病院・診療所とも再診料を71点に戻すこと

 歯科の初再診料の引き上げが行われたが、さらに医科並みに引き上げること

 消費税率の引き上げは行わず、医療機関には消費税ゼロ税率を適用すること

以上、決議する

2010年6月20日
香川県保険医協会第29回定期総会


関連項目へ 矢印 “飛来峰”バックナンバー

TOPへ 香川医療生活協同組合
フッターのライン