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香川医療生活協同組合

「アスベスト被害者を守る友の会」が 結成されました

(第340回 6月8日 )

 アスベスト労災の問題に関わって来ましたが、これまで飛来峰で断続的に報告して来ました(いずれも2009年)。善通寺診療所での学習会について237回(4/21)・238回(4/29)、2009年6月に開催した「アスベスト問題を考える香川県民集会」の内容を248回(6/9)・249回(6/12)、エタニットパイプ社(現・リゾートソリューション社)に対する訴訟に関して273回(9/18)・288回(11/20)・289回(11/24)です。

 これらの取り組みは、香川民医連(香川民主医療機関連合会)と建交労(全日本建設交運一般労働組合)香川県本部との共同作業で行われてきました。今後も引き続き運動を続けて行く必要があります。

 アスベストの問題は、特定の事業所でおきた問題ではありません。

 アスベストの特徴は、しなやかで糸や布に織れる(消防士の衣服)、摩擦や摩耗に強い(車のクラッチやブレーキ)、燃えないで高温に耐える(潜水艦や機関車のボイラーや各種建築資材)、電気を通しにくい(絶縁物質)など、高度成長期の日本が、安くて有用で使い勝手のよい材料として大量に用いてきた経緯があり、これからも社会の様々な分野で問題になってきます。

 昨年開催した「アスベスト問題を考える香川県民集会」は、大きな成功を収めましたが、今後の運動もみすえて誰でも参加できる、アスベスト問題に恒常的に取り組む組織を作ることになりました。

 これまで、準備会として細々と活動をしてきましたが、この6月に高松市で「働くもののいのちと健康を守る『第2回中四国ブロックセミナー』」が開催されるのを期に、「アスベスト被害者を守る友の会」を結成することになりました。当面、建交労香川県本部に加盟するアスベスト労災認定患者と、香川民医連のアスベスト対策会議のメンバーが中心になりますが、大きく運動を広げて行きたいと思います。

 6月6日に開かれた結成総会では、エタパイ訴訟弁護団の中で香川県の中心として活動して来た西山弁護士に「アスベスト被害裁判の現状について」と題する講演をして頂きました。その後役員選出を行い、会長に梶義照先生(生協みき診所長・高松平和病院名誉院長)、副会長に私が、事務局長に建交労の合田恒彬さんなどが選出されました。

梶義照・アスベスト被害者を守る友 の会会長(高松平和病院名誉院長)の挨拶   リゾートソリューションの裁判で中心 的な役割を果たした西山司朗弁護士の講演が行われました
梶義照・アスベスト被害者を守る友 の会会長
(高松平和病院名誉院長)の挨拶
  リゾートソリューションの裁判で中心 的な役割を果たした西山司朗弁護士の講演が行われました

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