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香川医療生活協同組合

第332回 健康シリーズ「腰痛」(その3)

(第332回 5月7日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2010年4月号に掲載したものを編集しました。

 腰部脊柱管狭窄症(ようぶ せきちゅうかん きょうさくしょう)は、中年以降で多い病気です。腰の骨が年齢的な変化により変形したり、脊柱管のすぐ後ろにある黄色靭帯が厚くなることにより、脊髄(せきずい)神経を囲む脊柱管が狭くなり、神経を圧迫しておきる病気です。

 背筋を伸ばしたり、家事などで立ち続けていると、しびれや痛みが出ます。間歇性跛行(かんけつせい はこう)といって、歩きはじめはどうもないが、歩き続けているとお尻や太もも、ふくらはぎなどに痛みやしびれがおき歩けなくなるが、前屈みの姿勢で休んでいると再び歩けるようになる、といった症状が特徴です。

 重症化すると、陰部のあたりの熱い感じやしびれ、歩行時の尿漏れ感、下肢の筋肉の力の低下や脱力感、足の裏のしびれなどがおきます。こうなると早目に手術が必要になっている可能性もありますから、早目に整形外科を受診した方がよいでしょう。

 つま先を上げ、かかとで歩く、かかとを上げ、つま先で歩く、といった運動をやってみて、足の力が入りにくくなれば注意が必要です。

 治療には、初期には飲み薬や注射薬がありますが、いずれも根本的な治療ではなく、症状が進行すれば手術が必要になります。

 手術は、神経を圧迫している部位の骨や黄色靭帯を取り除き、脊柱管をひろげ神経の圧迫をとることです。神経に関連した手術ですから、専門家に相談した方がよいと思います。

脊柱管断面

(健康・医療館のホームページより)

 下記のアドレスを参照下さい。

 http://health.merrymall.net/cb07_04.html


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