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香川医療生活協同組合

第331回 香川県社香川医療生協設立30周年と医療生協たかまつとの合併祝賀会が開催されました

(第331回 4月27日 )

 4月25日、香川医療生活協同組合設立30周年と、香川医療生協と医療生協たかまつの合併を記念する祝賀会が、高松市内で開催されました。

 香川医療生協は1980年に設立、医療生協たかまつは2007年に設立され、201年1月に合併し、現在の香川医療生協となりました。2010年度末時点で、組合員数41,757人、出資金額は8億5千万円余、県下57支部で活動を行っています。

 私は、主催者を代表して挨拶(要旨)を行いました。

 私たちの歴史は、1949年12月1日、故・宮脇先生を始めとして医師1人、看護師1人、事務1人のたった3人の小さな診療所から始まります。それから大きく発展をして、高松平和病院は62年になります。

 高松平和病院が大きく発展する中で、長期計画を作りました。

 その中で、顧問で、現・生協みき診療所の梶所長が「今後、大きく発展していくには、住民が自分たちで所有し、自分たちで運営する、医療生協という形態が最も望ましい」と提案し、1980年に香川医療生活協同組合が設立されました。

 当時の記録によれば、設立賛同者は327人、出資金は170万2千円です。

 その組織が、約10年前の数字で見ると、組合員は2万8千650人、出資金は約5億7千万円、職員は約300人になりました。医療生協たかまつとの合併で、職員員数600人余、20余りの事業所を数えるまでに成長しました。ひとえに本日おいでになった地域のみなさん、組合員活動のおかげだと思います。

 今回、医療生協たかまつと合併し、新しい香川医療生活協同組合となりました。地域の要望にこたえるために、すでに評価の高い高松協同病院の回復期リハビリテーション医療に力を入れていきます。

 また、高齢者が増えていく中で、当然増えていく「死」の問題にどう対応して行くのか、私たちは「緩和ケア病棟」という選択をしました。また、診療所だけでなく、高松平和病院でも在宅医療に力を入れていきます。

 従来の医療を維持しつつ、地域住民に役立つ、なくてはならない組織になっていく、そういう事業計画をもっています。ひきつづき私たちの活動にご協力頂きたいと思います。

 医療生協の活動を通じて香川県民の健康を守っていく、そういう意気込みで頑張って行きたいと思います。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 注:4月30日と5月3日は休載です。次回は5月7日です。


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