(第317回 3月9日 )
「引田ひなまつり」の写真です。社団法人日本人形協会のホームページより引用します。
現在一般的になっている七段飾りは、江戸時代の後期ごろまでにほぼ完成した飾り方です。江戸時代の初期には、もっと簡単な飾り方でした。平たい台の上などに内裏雛一対を飾り、それに菱餅や白酒等の供え物をする程度で、雛段はまだ用いられていませんでした。それが百年あまりの間に、三段から五段と次第に数を増していき、人形や雛道具も増えて現在に伝えられているような形式になったのです。
土地柄によって飾り方は異なりますが、もっとも大きな違いは、内裏雛の女雛、男雛の左右でしょう。これには、京都など古い土地柄で行われる古式(向かって右が男雛)と、現代式(向かって左が男雛)とがあり、いずれを用いるのも自由です。ただし、五人囃子の並べ方と随身(ずいしん)の左右、桜と橘の位置は、土地柄などに関わらず一定しています。
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江戸後期の古今びな。向かって右に男 雛があるので、古式びなです。顔が意外とシンプルなつくりです。 |
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江戸後期から明治の作品だそうです |
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明治期の作品。さすが旧家のものだけあって、立派ですね |
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大正期のもの。これもシンプルなものです |
下記のHPを参照下さい。
http://www.ningyo-kyokai.or.jp/sekkukazari/hina.html
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