(第280回 10月20日 )
善通寺診療所の中間総括会議が、10月17日(土)の午後行われました。各部署の総括の発表の後、医療生協組合員と一緒に今後の活動について話し合いが行われました。
宮崎医療生協のバディ制度(スキューバダイビングは、2名以上でお互いが相手側の安全を確認し、そのパートナーを「バディ」と呼びます。)は、職員と組合員さんの相互理解や協力協同の場面を増やしたいという思いから発案されました。病院の各部署や地域の事業所が、それぞれに1つの支部とバディの関係を組んで活動しています。
この活動に学んで実践している、医療生協たかまつの組合員活動部の吉尾さんに講演をお願いしました。
「医療法人・香川勤労者医療協会から、医療生協たかまつに組織形態を変更してから入職した。医療生協のことを十分知らない職員が、組合員増やしなど医療生協活動にどう参加するかが問題だった。
職員と組合員が互いに分かり合う、組合員の情熱を職員にどう伝えるかを考え、この制度を導入した。
最初は、組合員が病棟まつりや、通所リハビリの催しに参加し、医療生協の運営委員会に職員が参加することから始めた。
その後、地域に一緒にでかけることにより、単なる顔見知りという「ゆるい」関係から、お互いにきちんと挨拶ができる人間的なつながりができるようになった。
そういった取り組みを続けながら、組合員と職員が一緒に地域にでていった。その中で、新しいつながりと信頼関係ができるようになった。もっと医療生協の事を勉強してほしいと思っていた職員が、地域にでると一生懸命喋っているのをみて、組合員が職員の事を見直すようになった。
この制度を開始してから3年がたったが、相互理解だけではダメ。地域を見ることによりどんな生活をしているのか、地域の問題点をどう解決するのか、こういったことを考えるようにならなければいけない」
と、経験と教訓を伝えてくれました。
このあと、組合員の意見や提案を取り入れて、善通寺診療所と善通寺市内の組合員がバディを組んで取り組みをしていくことを確認しました。
※バディ制度については、下記のHPを参照下さい。
http://www.jhca.coop/scene/2009/200903_2.html
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