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健康シリーズ「動脈硬化(その1)」
(第277回 10月06日 )

 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2009年9月号に掲載したものを編集しました。

多くの自治体で、特定健診が一段落したのではないかと思います。協会けんぽ(従来の政府管掌健康保険)の健診や組合健保の健診も一山超えたのではないでしょうか。

 昨年から始まった健診制度は、メタボリック症候群の発見に偏ったいびつな制度ですが、糖尿病、高血圧、脂質異常症(従来の高脂血症)など、異常を指摘された方も多いと思います。こういった病気の根本にある動脈硬化の程度を知る検査に「脈波(みゃくは)」検査があります。

 専用の検査機器が必要ですので、どこの医療機関でも受けられる訳ではありませんが、両手・両足の血圧を同時に測る要領で出来るので、簡単に「血管年齢」を知る事ができます。

 血管が固くなると、血液の流れる速度は早くなります。庭の水まきに使うホースを例にするとわかりますが、新しいホースは弾力がありますから、水道の蛇口を目一杯開いても水がでてくるまでに若干時間がかかります。ホースが古く固くなると、すぐに水がでてきます。血管も同じです。

 この原理を応用して、心臓から手と足に伝わる脈波(血液の波動)を記録して、両腕と両足首までの伝わる速度から、各年齢の平均値と比較して、血管年齢を測定するものです。

 人間ドックのオプションで検査する所もあるようですので、一度医療機関に相談してもいいと思います。


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