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 協同組合 香川合同計算センター 速報に「社長の健康シリーズ」を連載しています。2009年3月号に掲載したものを編集しました。

健康シリーズ「糖尿病」(その3) (第240回 5月8日 )

 糖尿病が進行すると血液中のブドウ糖(血糖値)が上昇し、全身の血管が障害され様々な合併症が起きて来ます。ですから、糖尿病の予防や早期発見の目的は、合併症を予防したり、合併症の進行を抑えることにあります。

 合併症は、細い血管に起こるものと、太い血管に起こるものに分けられます。

 細い血管に起こるものは、眼の奥にある網膜(もうまく)が障害され、失明の原因になる「網膜症」、尿をつくる臓器である腎臓の働きが障害され、進行すると血液透析が必要になる「腎症(じんしょう)」、熱さ寒さを感じとる知覚神経(ちかくしんけい)が障害され、足のつま先などのしびれや感覚異常が出現する「神経症」で、三大合併症と呼ばれます。

 糖尿病を放置していると、5年〜10年で出現すると言われています。

 太い血管に起きるものは、動脈硬化が進行しておきるものです。脳の血管におきる「脳梗塞」、心臓の血管に起きる「狭心症」や「心筋梗塞」、足の血管におきる「閉塞性動脈硬化症」などです。閉塞性動脈硬化症は進行すると、足を切断しないといけなくなります。

 こういった動脈硬化によりおきる病気は、肥満、高血圧、脂質異常症(悪玉コレステロールや中性脂肪が高い)、喫煙習慣などがあると、危険性がより高まります。

 健康を維持する上で、糖尿病の早期発見とともに、合併症の早期発見も重要です。健診を必ず受けることと、異常を指摘されたら必ず医師にご相談下さい。


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