日本生協連・医療部会発行の、「虹のネットワーク」 2009 年2月号のコラム「社会派 しんさつ室 No.30」に掲載された文章を転載します。一部修正しています。
（第225回　3月3日 ）

　3月7・8日の2日間、岡山市内で「やっぱり仲間じゃ！語り合おう、楽しくとりくむ健康づくり」のスローガンのもとに、第9回健康づくり学会が開催されます。

　健康づくり学会は、「日常の保健活動に科学の光を」をテーマに開催されてきた「保健学会」の流れを汲んで開催されるものです。医療部会が開催する他の全国的な集まりが「交流集会」や「交流会」と呼ばれるのと異なり、専門的な「医学会」と同じ名前で開催されるのは、経験交流にとどまらず、日常の健康づくりやくらしを「科学の眼」で分析し、その成果を明らかにし全国に広めることを目的とするためです。単なる活動報告でなく、数値的なまとめや具体的なデータを分析し、これからの活動に役立つ内容が報告されることが期待されます。

　今回の健康づくり学会の目的は「医療生協の健康づくり活動が、わたしたち一人一人の幸せをつくりあげていることの経験を持ち寄り、学びあい、確かめる」ことです。

　昨年提起された「医療生協のブランドをつくる5つの取り組み」の中の、「健康づくり健診問診票」を使った取り組みや、「マイケアプラン」づくりの取り組みの経験を交流しましょう。特に、個人や集団の主観的健康度や地域の健康度がどう変化しているかが注目されます。

　7年前に開催された保健学会のテーマは「地域が産み・育て・みとる安心のまちづくり」でした。今回の分科会では、子育て支援をテーマに学習講演も予定されています。この分野での全国の取り組みについて、経験交流が行なわれます。

　全国の組合員さんや役職員の多くの参加で成功させたいと思います。