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善通寺市を中心にした中讃地域の社保協準備会が開催されました (第222回 2月17日 )

野口社保協事務局長が約40分間記念講演を行いました
野口社保協事務局長が約40分間記念講演を行いました

 2月14日(土)午後、善通寺市民会館で香川県社保協(社会保障推進協議会)の地域組織づくりのための準備会が開催されました。善通寺診療所の職員や地域の医療生協組合員、善通寺民商(民主商工会)の会員、周辺の地方議員、医療機関の労働組合の代表など10数人が参加しました。

 はじめに、国保問題など「善通寺社会保障をよくする会」として医療生協と協同して運動してきた善通寺民商の森江会長から「会員さんから国保料滞納の相談があり、市に申し入れを行う時に「会」を作って交渉した。個人個人で対応するより行政もきちんと対応する。社保協のような組織があればいい」と、挨拶がありました。

 その後、香川県社保協の野口事務局長(香川民医連事務局長)より「いま、社保協の出番です!〜中讃地域の医療・介護の再生めざして」と題して、記念講演が行われました。香川県社保協は1996年に結成された組織で、労働組合、市民団体など25の団体で構成されています。会長は松尾・香川大学法学部教授(現在は法学部長)で、年1回の総会と2ヵ月に1回の運営委員会が開催され、社会保障を改善する運動の中心になっていますが、香川県には地域の社保協はまだありません。

 2008年度の活動は、4月:どうする、どうなる医療講演会(寺尾・保団連事務局次長)、5月:後期高齢者医療制度の集団不服審査請求、6月:年金者組合「後期高齢者医療制度」抗議の座り込みに連帯、8月:反貧困全国キャラバン高松集会の後援、10月:医療・介護10・19中央集会参加、自治体アンケート調査集計、11月:無保険のこども(国保)解消のための緊急要望書を真鍋香川県知事と大西高松市長に提出し記者会見、12月:自治体キャラバン講師養成講座、1月:医療・介護の「再生」めざす講演(本田・済生会栗橋病院副院長)とシンポジウムなどの活動を行って来ました。無保険のこどもの問題では、当初「負担の平等」を主張し無保険状態を当然のこととしていた大西市長も、社保協の運動など世論に押され、保険証を発行する(短期保険証という問題は残りますが)などの成果をあげています。

 野口事務局長は、善通寺市(中讃)に社保協を作り、地域の団体や個人が力を合わせて、住みよい街づくりの運動を行おう。調べて、知らせて、みんなで分担、楽しく続けましょう、とよびかけました。

 その後、参加者から様々な意見が出され、善通寺市を中心に活動を行うとともに、周辺自治体からの参加者も募り幅広く運動を行っていくことが確認されました。当面、月1回の会合を開催しながら運動を進めていくことになります。


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