(第215回 1月20日 )
社会福祉総合センター1階コミュニティーホールで開催されました
1月18日高松市の香川県社会福祉総合センターで、香川県社保協(社会保障推進協議会)主催の、「医療・介護の「再生」めざす講演とシンポジウム」が開催され、医療関係者や市民など約250名が参加しました。
「医療崩壊はこうすれば防げる、VOTE FOR CHANGE」と題して、埼玉県済生会栗橋病院の本田宏副院長が90分間の講演を行いました。
本田先生は、日本の医師数は国際的に見ても大変少なくOECD加盟国の平均に比べ、13万人も少なく、このまま放置すれば2020年にはOECD加盟国中最低になってしまうと指摘しました。医療費の額もGDP対比でみると少なすぎるのが問題。このため医師や看護師数などが少なく、医療の安全性を脅かしている。ここにメスを入れるためにも、医療従事者が大きな声を上げなければならない。「いますぐ自分ができる行動を開始して!そうしないと本当に崩壊してしまう」と呼びかけました。
講演の後、田中・高松協同病院院長の司会で、開業医の太田さん、助産師の平口さん、介護福祉士の壇原さんが香川県の医療・介護の現状を報告し、本田先生や会場の参加者を交えて意見交換を行ないました。
香川県の医療・介護の現状が報告され、熱心な意見交換が行なわれました
事務局によれば、「「自分にできる行動をしなければ・・・」という感想が目立った。シンポへの感想では「香川県下で起きている事態をはじめて知って驚いた」というものが多かった。この点でも、医療や介護の現場から県民に知らせる努力がまだまだ足りない、と思いました」との事です。
引き続き、こういった取り組みに力を入れて行こうと思います。
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